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香港高地探検団 2006

文:馬依琳

圖: 莫炳亮及御風車隊全體隊員

 

 

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8/17-8/19
?善, 青海湖

途中我チームは引っ切り無しに「トラック隊」を追い越した。トラックは全て過積載で新疆から全国各地へ夜を問わず果物を輸送するトラックだ。振り返ると何とも偉大な大地だ。

遠方、緑豊かな草原上に白い子羊が点在し、高原には?牛も見える。前方には海に似た風景が広がる。これは中国最大の内陸淡水湖<青海湖>。 .

昼食の際、当地チベット人は私達に興味があるらしく、馬に乗って来たり、離れたりしている。ここの馬は皆、背が低く太っている。どうやら高原の馬は大きくならないらしい。私達は草原、湖を背に輪になって座り、牛、羊、馬が草を食む隣で父から鳥島の話を聞いた。とても興味深い話で、鳥島の雀の糞は、なんと高さ2mになると言う。誰が知ろうか鳥島にはこの「奇妙な糞」ばかりか鳥も居ない。鳥島は観光地に変わり何処も彼処もお金を取られた。鳥島に着くとすぐ職員に連れられ我チームはバラバラにされ、一緒に観光出来なかった。中国国内でこのような事は日常茶飯事。ここは繁殖地でなく商売の場と化している。鳥は既に南下しているのにチケットセンターは毎日商売の努力を惜しまない。

我チームは青海湖公園内に野営している唯一のチームだ。偶然にも「同行人」(国家幹部)もやって来て事もあり、我チームは一路西寧へ向かった。西寧は青海省の省都で、ここより三時間の所にある。野営は出来なかったが、私は青海湖畔の晩餐を生涯忘れる事が出来ない。私と弟妹は至近距離で?牛、鹿や羊と戯れ、小鹿に至っては、我家の子犬のように際限なく戯れ、大変熱狂的であった。?牛は全く正反対で草を食むばかりで、こちらには全く見向きもしない。(二頭とも毛が真っ白なのだがとても醜い)、いたずらっ子の弟は羊を湖畔へ連れて行き迷子にさせ、「メーメー」と鳴かせていた。飼い主が居なかった事が幸いだった。

私と弟妹は満足し剤寧を出発した。西寧での夜間舞踏ショーは上海のショーに似ていた。

 

8/20 青海湖, 合作

昨晩得た情報によると西寧から四川合作への道は非常に悪く、凸凹は当たり前、一時間の走行で20キロも進まないような状況だ。この様な凸凹道は、車にとって「全身マッサージ」だ。全く困った物で、車が止め処なく揺られ、乗客は揺り篭の中で眠っている様な状況だ。ドライバーだけは低速走行を余儀なくされる。我チームは幸運に恵まれていた。この道を通らなくて良くなった。国が新しい道を作っているとの事、我チームは突然進行を止められた。トランシーバーで前方の様子を確認させたところ、なんと前方に埠頭があり、多くの車両がフェリー待ちをしている。何てことだ!中国国内にはまだこの様な物が存在していたとは。この様なフェリーは以前香港でも使われていた。私が子供の頃、あくる日、無くなってしまった。幼かった頃を思い出した

車は次々にフェリーへと積み込まれた。この鉄板のみのフェリーは、過積載お構いなし、毎回、一台でも多くの車を輸送したいらしい。中国でこの様な状況には既に慣れたものだ。この通過地点は劉家峽と呼ばれ、黄河流域で最も広く、最も美しいダム湖だ。私は多くの人に聞いて、ここの水が黄河から注がれている事を信じた。何故ならここの水は大変澄んでおりダム湖の底がはっきり見えるのだ。水面には霧が掛かり仙境の様だ。船を降りた後、幾つもの山を越えた。道中、この様に盛んな場所を今まで見たことがなかった。棚田が連なり、無数に広がる果樹園、車の背丈を越えるほど高いトウモロコシ畑。当地の農民は毎日農業に精を出していた。この山間部には我チーム以外の車は走っていない。湿っぽい天気が山間部を覆い、柳がそっと扇動する。我チームは伝説の「桃花園」に迷い込んだようだ。私達は路肩いた子供から桃を買った。もしあなたがこの桃を手にした時、忍ばずに食べる事が出来ようか?桃は赤ちゃんの頬のように見えた。私はこんなに美味しい桃を食べた事が無かった。この迷い込んだ場所は、記憶の中にのみ存在する。誰も辿り着くことは無いだろう。

 

8/21 紅原

合作に入った。この特別な名を持つ地方は既に四川省内である。

何も汚染されていない若爾蓋は中国で最も美しい草原で、遊牧民の楽園だ。我チームが道を急ぐ途中、興味深い事件に出会った。一頭の牛が、なぜか知らないが一軒の食堂に入りたがって聞かない。食堂の店主は椅子を片手に威嚇し、牛を追い払っている。これは先頭車両からの情報だ。8号車が通過する時には既に牛は店主と喧嘩になっていた。牛の角が椅子を投げ飛ばし、店主を踏み倒していた。私達には時間が無く最後まで見ることが出来なかった。どうか店主が無事でありますように。

暫らくして、道路舗装の影響で夜まで通行禁止の羽目にあった。当地チベット人が、道案内は必要かと言い寄ってきた。我チームは道案内の案内によりどんどん国道から離れは離れるほど不安が募ってきた。国道にはトラックの長蛇の列ができていた。なぜ誰も道案内を頼まず半日以上を無駄に過ごすのか、私には奇怪に映った。

連れて来られた道は狭く、草すら生えていない。山賊だ!狭い渓谷で車を止められた・・・先頭車両はチベット山賊に囲まれ、法外な通行料を迫られた。全く信用の置けない民族だ。しかし中には良心のあるチベット人がいて、我チームを別の道を案内してくれた。

今晩はこの旅行、最後の野営だ。よかった!最も美しい草原で弟とAlenの二人の子供は、ここで乗馬を覚えた。振り返るとこの旅行で数々の野営を重ね、色々な体験をした。ある時は砂漠で、ある時は絶壁の近くで、ある時はとても寒い湖畔で、ある時はエベレストの麓等。でも蚊には殆ど刺されなかった!昨年砂漠での野営の際、物凄く多くの蚊に刺され、全身を棒で叩かれたかの様に膨れ上がった。チベットで友人が「ここの蚊は仏教徒だ」と冗談を飛ばした。
 
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